髪の毛の処理は自宅でOK!訪問(福祉)理美容師さんの便利な活用法とは!

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先日のこと、高齢の父が散髪屋さんに連れて行ってほしいというのですよ。

傍目から見ればそんなに白髪も伸びていませんが本人にはうっとうしくらしく。

それで行きつけの理髪店に予約を入れました。

ところが高齢者って体調が変わってしまうのですね。

膝が痛いので動けないと。

キャンセルの電話を入れてから数週間。

膝の痛みも治りもせず。

そこで、いとこのことを思い出しました。

いとこは訪問美容師なんですよ。

電話を入れて来てもらいました。

有難いサービスですね。

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高齢者には訪問美容師さんにお任せ

訪問美容師さんのお仕事は美容室で働く美容師さんと同様に国家資格を持ち、髪の毛をカッコよくカットすることです。

ただ訳があって理髪店や美容室には行けないわけですから、それ相応の技術が必要になります。

父の場合も耳が不自由で言葉のやり取りが円滑ではありませんので、他人の家で作業を行う美容師さんにとっては不便なことです。

姿勢を長時間保てないお年寄りや寝たきりの方も利用されているとのことですが、両手を器用に使いながら髪を整えていかなければなりません。

一般の美容師さんや理容師さんとは違いたくさんの知識や高度な技術が必要になってくるわけですね。

このように訪問美容師さんや訪問理容師さんは福祉美容師さんや福祉理容師さんと呼ばれることもあります。

資格はどうやってとるの?

美容師さんや理容師さんであれば訪問(福祉)理美容になることはできますが、高い技術や豊富な知識が要りますので認定を受けておいた方が良いでしょう。

どのように「福祉理美容師」の認定を受けるかですが養成講座を受けるというパターンが一般的だそうですね。
(取得する機関によって名称に違いがあるようです)

NPO 全国介護理美容福祉協会「福祉理美容師養成コース」

4日間で全28時間の講習のなかで、福祉の現場でのヘアカットについての注意点から、高齢者・障がい者の方のための訪問理美容の理論と技術をマスターできます。また実際に訪問理美容を行うための準備や手続きなどの実務面でのサポートもしてもらえるので、安心です。

一般社団法人 日本訪問理美容推進協会「ヘアメイクセラピスト養成講座」

この養成講座は、高齢者や障害者のお客様を抱えている美容師や、サロン勤めをしながら訪問理美容で将来的に独立を考えている理美容師に向けたもの。1日の研修で、訪問理美容サービスの基本技術ともてなし、寝たきりのお客様への安全な理美容技術とバリカン応用技術、介護や医療の基礎知識と介助の基本などを学びます。なお講座当日までに指定の事前学習教材を使っての学習と、ペーパーテストの解答を済ませておく必要があり、受講終了後に資格認定されます。

一般社団法人 日本訪問福祉理美容協会「訪問福祉理容師」資格

高齢者とのコミュニケーションや消毒、感染症についての知識なども学ぶことができるのがこの講座。新たに訪問理美容を始める人のために、福祉・介護・医療等の基礎知識から、訪問理美容の準備、道具の取り扱い、施術時の注意まで幅広く学習することができます。特に試験は無く、講義終了後に訪問美容の正しい知識を身につけたスペシャリストであることを証明する「訪問福祉理美容師」認定マークを受け取ります。

NPO法人 全国福祉理美容師養成協会「ふくりびと」

合宿型の講座として、2日間にわたって技術講習を6時間、福祉理美容マネジメントを5時間ほど学びます。技術講習ではお客様との接遇コミュニケーションや訪問理美容に必要なカット技術を習得。訪問理美容の現場などでしっかりと技術実習をする点が特徴です。また、寝たきりのお客様へのベット上でのカット技法や認知症の方へのカウンセリング対応まで学ぶことが可能。「福祉理美容マネジメント」では、訪問理美容師の独立者に向けての事業計画作成アドバイスや効果的な宣伝や営業方法まで学べるので、独立開業者にとっては嬉しい内容ですね。

他にもまだ色々ありますし、これからどんどん増えていくと思います。

引用元:https://beautistar.net/archives/619

美容室や理髪店に行けない方々にとっては嬉しいサービスですね。

一定の要件を満たした方で、外出が困難な在宅の高齢者の方に対し、行政からの訪問理髪サービスが受けられるようです。

市町村にお問い合わせくださいね。

訪問ならではの出来事も

そういえば彼にこんな話を聞いたことがあります。

訪問理容師はお年寄りの家に行って散髪とか顔の手入れをするお仕事です。

その日もいつものおばあちゃんの家に出かけました。

そのおばあちゃんは上品で白髪がとてもよく似合っていたそうです。

カットの途中で、となりの部屋で足音が聞こえました。

あら?おばあちゃんは一人暮らしのはず。

「隣に誰かいらっしゃるのですか?」と尋ねてみると「はい、おじいさんが帰ってきたんですよ」と。

おじいさんとは、そのおばあちゃんの旦那さんのことで、もう長い間入院をされていて、その家にはずっとおばあちゃんだけが住んでいたんです。

「そうなんや、良かったですね。これからはお二人で暮らせますね」

そんなことを話しながら散髪を終わり、となりにいるおじいさんに会いに行ったそうです。

おじいさんは長い入院生活で疲れたのでしょうか、少し気が抜けた様子で、それでも「うちの者がお世話になってます」と言ってくれました。

おじいさんの少し伸びた髭が気になったので、いとこは「髭を剃りましょうか?」と尋ね、返事をしないおじいちゃんを無理やり椅子に座らせ顔の手当てを始めました。

すっかり奇麗に整ったところで後片付けをしていると、おばあさんが「これ受け取ってください」と言って1万円札をいとこに渡しました。

いとこは「ああ、お金はいただきませんよ。仕事じゃないですから。
おじいさんの退院祝いとでも思っておいてください」といって受け取りませんでしたが、いやどうしても受け取ってくださいとおばあさんも譲らないそうなんです。

結局いとこはことわりきれず「あ、そうですか。では1万円も要りませんのでおつりを用意しますね」と言ったのですが、おばあさんは「おつりなんて結構ですよ。本の気持ちですからどうぞ受け取ってください」と。

そして1万円をもらったそうです。

それから2日後、たまたまたそのお家の前を通ると告別式と書かれてある看板を見つけました。

そこにはおじいさんの名前が。

いとこは家に飛び込んで、いきさつを聞きました。

そこで、おじいさんはもう病院では手の施しようがなく、残りの人生を自宅で過ごせるよう退院されたことを聞かされました。

「あれから主人はすごく喜んだのですよ。俺の顔、男前やろうなんて冗談を言って。

私も惚れ直しました、なんて冗談を言って笑ったんですよ。

何年ぶりでしょうね。

夫婦で顔を合わせて笑ったの。

他人様から見たら馬鹿な老夫婦でしょうね。

でも私たちは幸せな時間でした。

その夜、主人は奇麗な顔で天国へ旅立ちました。

人生の最後にこんな素敵なプレゼントをくださるなんて。

主人も私も本当に幸せ者です。

本当にありがとうございました」

いとこは涙で声が詰まり、ただ頭をさげるだけで家を出ていったそうです。

あれから10年。

その時もらった1万円札をどうしても使うことができず、今でも机の引き出しにしまったあるそうです。

まとめ

現在、美容師や理容師の資格がある人は訪問(福祉)理美容師さんになり得ますが、高度な技術や専門的な知識が必要になるので養成講座を受けることが望ましい。

高齢者は体の不自由なかたは訪問(福祉)理美容さんに来てもらって自宅で髪の毛をカットしてもらいましょう。

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